2014年9月23日火曜日

Perfume 5th Tour 2014 「ぐるんぐるん」 @国立代々木競技場第一体育館(2014年9月20日(土))

今年の5月から始めた当blogですが、遂にPerfumeについて書く機会がやってきました。(無駄に長いですゴメン)

自分とPerfumeの出会いは記憶が正しければメジャーデビュー曲"リニアモーターガール"リリースしたちょい後あたりの時期。どこかのサイトの記事を見て興味を持ってオフィシャルサイトを見にいったものの、サイトの作りが凝ってて重かったことと、当時自分が使ってたパソコンの性能が悪かったのと回線が遅過ぎるのが重なってマトモに見ることが出来ず(^^;、その時はかろうじてTOP画面にループで流れる「リニアモーターガ〜ル♪」を耳にし近未来なビジュアルを見て「なるほどな〜」と思ったぐらいで良いか悪いか判別出来ぬまま終了。

[MV] Perfume「リニアモーターガール」


2度目の出会いはしばし時を経た「Perfume〜Complete Best〜」リリース後。やはりWeb(SNS)での書き込みを見て「ああ、あのPerfumeか〜。パソコンも回線も良くなったし、ちょっくらチェックしてみっか!」とYouTubeで見たのが"コンピューターシティ"のMV。所謂アイドルアイドルしていない雰囲気とクオリティの高い楽曲、メンバーの可愛さ、振り付けの可愛さ、そういったものがこれでもかと言わんばかりに凝縮されたこのMVにソッコーで胸を打ち抜かれ、Amazonでベスト盤をポチリ。普段メタルメタル言ってるような自分がまさかアイドルのCDを買うことになるとは思っていませんでした。多分、Perfumeの音からどこか「アイドル門外漢の人が買っても大丈夫」的な雰囲気を都合良く勝手に感じ取ったんだと思います(笑)。まあ音楽聴き始めの頃は歌謡ベスト10とか聴いてて今もその時代の歌謡曲は変わらず好きだし、YMOもちょっと齧ってたのでテクノポップ的な音にも抵抗無かったし。

[MV] Perfume「コンピューターシティ」


初めて観たライヴは2007年4月に表参道EATS and MEETS Cayで行われた面影ラッキーホールとの対バン(凄いなあ(^^;)。当時まだチケットにプレミアは付いてなくて、ヤフオクで物凄く良い番号が買えたのに、当日ライヴハウスが整理番号に関係なく入場させやがりまして、恐らく人生唯一のPerfume最前を逃すという未だにライヴハウスへの恨みは消えない(笑)思い出のライヴです。確か下手4〜5列目ぐらいで人の頭の隙間から頑張って観た記憶があります。「あの3人が目の前で動いてる!!」とか「"コンピューターシティ"やってくれて嬉しかったなあ」とか。あ〜ちゃんの「次に出るバンドもかっこよさげだから見ていきんしゃい」的なMCには笑ったな〜とか。

2度目のライヴは同年7月に代官山UNITで行われたワンマンライヴ「Perfume ひこぼし☆募集中」。2DAYSのどっちに行ったか忘れましたが(笑)、もうチケット取るのも大変になっていた記憶があります。今セトリを眺めてみると、今は重要な盛り上げポイントで披露されるのが常になっている"チョコレイト・ディスコ"が1曲目だったり、"リニアモーターガール"を普通にやってたり、3人のソロでのカラオケ大会があったりと、思わず遠い目をしてしまいます(笑)。

[MV] Perfume「チョコレイト・ディスコ」

その後はFCにも発足と同時に加入し、首都圏で行われた主要なワンマンライヴやFC限定ライヴ等はだいたい観に行ったと思います(ただし同じツアー内で複数回観たのは「直角二等辺三角形TOUR」と武道館だけかも)。対バンツアーは対バンに興味無かったので行きませんでした。それとSHIBUYA-AXで行われた「Perfume 〜ソックス フィックス マックス〜」はどうしてもチケットが取れず断念。最も思い出深いのはやはり初武道館「エスキモー pino presents BUDOUKaaaaaaaaaaN!!!!!」かな。オープニングの"コンピューターシティ"からの故障〜"edge"の流れには鳥肌立ちました。"Dream Fighter"の初披露も思い出深いですね。

[MV] Perfume「Dream Fighter」

Perfumeの歴史の中で武道館と並んで重要なものは東京ドーム公演だったと思うのですが、実は自分は敢えて行きませんでした。過去に幾度か足を運んだ東京ドームでのライヴでの経験から「東京ドームは音が悪いうえにステージからの距離も遠過ぎて、音楽のライヴをまともに楽しめる場では無い」という認識があったのと、あまりにも大きくなりすぎた(と感じた)Perfume、そして同年に出たシングルのカップリング曲"575"に自分の苦手(いや、当時は苦手ではなく「大嫌い」でした(^^;)なRAPの手法が導入されていたことなどから、自分とPerfumeの間にかなり距離が生まれてしまったような気がしたのが主な理由でした。後日発売されたDVDは購入したものの、なんとなく未だに観ることが出来ていません。「いやもういい加減に観ろや!」と自分に言いたいのですが(笑)。

"575"で感じた不信感(笑)は翌年のシングル"レーザービーム/微かなカオリ"あたりで早くも払拭され、その後も変わらず音源が出れば買い、ライヴがあれば行くという流れが続きましたが、自分に取って鬼門である東京ドームでのライヴが再び開催されることになりました。「Perfume 4th Tour in DOME 「LEVEL3」 supported by チョコラBB」です。実は前回のライヴ後の評判の高さにほんのちょっとだけ悔しい気持ちもあったり(笑)、クリスマス当日に行われることによる特別なイベント感にも期待して、今回は思い切って行ってみることにしました。

[MV] Perfume「レーザービーム」

座席は1階スタンドのステージを限りなく真横に近い斜め横から眺める位置。決して良い席ではありません。残念ながらステージ上に組まれた球形のセット/スクリーンに映し出される映像は殆どマトモに観れず、通常のスクリーンでさえ斜めからで観にくい位置でしたが、ライヴの内容自体の良さで少なくともチケ代は元が取れたライヴだったと思いました。
(が、後日発売されたブルーレイディスクでライヴの全貌を確認すると、自分がろくに見えなかった球形のセット/スクリーンに映し出される映像が今回のライヴの中で凄く大きな位置を占めていたことに気がつき、いつぞやに続いてまたもやPerfumeに対するテンションが急降下(^^;。)

この後、でんぱ組.inc他、Perfume以外のアイドルのライヴを観に行く機会が急激に増え、今のPerfumeでは望めない「ステージからの距離が圧倒的に近いライヴ」が当たり前な状況に馴染んできた頃に届いたのが、「Perfume 5th Tour 2014「ぐるんぐるん」supported by チョコラBB」、つまりアリーナツアーのお知らせ。観に行くなら場所的には「代々木第一体育館」の一択。が、実は2009年に同会場で行われた「エスキモー pino presents ディスコ!ディスコ!ディスコ!」の時、2階のスタンド席がとてつもなく観辛い席で、この会場では2度と観たくないと思ったというトラウマ的な思いがありまして。
思い返せばP.T.A.の会員になってチケット取り易くはなっているものの、所謂「良席」と言われるチケットが買えたことは1度も無く(むしろ酷い席が多い)、ファンクラブ会員としてはちょっとどうなんだろうなあと常々不満に思ってきたこともあり、「よし、今回はとにかく代々木で取ってみよう。流石にそろそろ良席が回ってくると期待もしたいし。今回もクソ席だったら流石に来年のP.T.A.の更新は止めよう。」と思い、FC先行予約で20日(土)のチケットを1枚申し込み、当選しました。

さて、チケットの到着を待つ間も他のアイドルのとてつもなく楽しいライヴやイベントに沢山参加し、充実の日々を送っていました。そんな中ようやく代々木のチケットが到着。「今回こそ良席に違いない」と勝手に期待しつつ封筒を開くと…スタンド1階の横最後方。WEBで場所を確認してみた限りでは安定のクソ席です(笑)。「ああ、そういうことね。はいはいわかりました。それなら仕方ない。今回がPerfumeのライヴを観る最後の機会になるな…」と、ファンになってからの最大の転機を迎えることに(^^;

先入観を持たないよう、当日までほぼ何も情報を得ずに会場へ(のっちの誕生日でチケ取りにくい日だったということだけ知ってました)。席に着くと距離は遠いけれど意外にも花道もメインステージもスクリーンも観易い「位置を考えれば悪くない」席で嬉しい誤算。ここで気持ちテンションが回復(笑)。"Cling Cling"から始まり最初の3曲はその流れを汲んだ所謂「見せるPerfumeライヴ」といった印象。ステージの背景も良く出来ていて見入ってしまいながらもやはり距離の遠さからくる物足りなさは否めず、「ああ、やっぱり今日で終わりかな…」的な思いがちらつく。

[MV] Perfume 「Cling Cling」

が、4曲目の"レーザービーム"での爆発力と会場の広さを効果的に使ったレーザーの恐ろしくかっこいい演出に大興奮(笑)。ここから花道〜デベソステージをちょこちょこ使っていたという物理的な近さと、意表を突く選曲の楽しさでテンションが下がることはありませんでした。"I still love you"や"セラミックガール"は凄く懐かしかったし、天国感極まった美しすぎる"SEVENTH HEAVEN"ではリキッドルームでの初披露時のこと(のっちがカワイイ衣装でどよめきが起こった(笑))を思い出したりしました。
本編ラストは今回のシングル収録曲の中で一番好きな"Hold Your Hand"。Perfumeはノリ重視のかっこいい曲もいいけど、こういうメロウな良メロの曲がとにかく大好きなんです。本編で使用されなかった応募者の映像で再構成したというMVを背景に流したのにも泣けました。

[MV] Perfume 「I still love U」


[Lyric Video] Perfume 「Hold Your Hand」

日替わりというアンコールの1曲目はこのツアーでこの日だけ披露されたという"ポリリズム"。散々ライヴで観る機会のあった曲だけど、この日は自分がPerfumeを好きになった頃のことや、この曲がACのCMに使われると聞いたときの「うおお!それは売れる!!」と興奮したことや、実際にNHKなどで流れた時の感慨深さとか色々走馬灯のように思い出してちょっとセンチになりました(^^;。そして最後はPerfumeの曲の中でもベスト3級に好きな"wonder2"。ラストの曲としての位置を"願い"に奪われてからもうライヴで観れる機会は無いんだろうなと諦めていて、まさかこのタイミングで観れるとは思っていなかったので涙モノでした。

[MV] Perfume「ポリリズム」

こんな選曲をされてはこの日でライヴ観るのを最後にしようなどと決断出来るハズも無く、当初の覚悟は敢えなく却下(笑)。あとから他の日のアンコールで"コンピューター ドライビング"や"リニアモーターガール"や"Perfume"などもやったと聞いて若干歯ぎしりしましたが、普段ならツアー最終日のチケットを選ぶ自分が何故か今回は1日前の土曜日を選び、なおかつ"ポリリズム"〜"wonder2"という選曲がこの日だけだったことを考えると、なんだか運命的なものを感じてしまいます。この日のライヴが心に響かなかったら間違いなく今後Perfumeのライヴに足を運ぶ機会は無かったと今も思ってます。願わくば今回のツアーの映像ソフト化が実現して、各会場のアンコール曲が全て収録されますように。

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