2014年7月19日土曜日

東京女子流「TGS Discography in July(1st Album「鼓動の秘密」より)」(2014年7月13日(日))

先月行われた日比谷野音でのライヴがあまりにも素晴らしく、3rdアルバムツアー時の不調を挽回する起死回生の一撃となった東京女子流。そんな彼女達が毎月過去のアルバムを完全再現していく企画ライヴを開催することになりました。
まずはアイドル界隈を中心に名盤として絶対的な評価を得ている1st「鼓動の秘密」を取り上げるということで観に行ってきました。

会場の赤坂ブリッツに行ったのはちょっと覚えていないくらい久しぶり。もしかするとSLAYERがシークレットゲストで出た某企画以来かも。
ほぼほぼイイ感じでフロアが埋まりつつあるぐらいのところでライヴがスタート。アルバム同様に1曲目のイントロが流れる中、スクリーンに女子流を紹介する映像が流れたのですが、これがスタイリッシュで凄まじくカッコイイ。
これ、後日何らかの形で市販してもらえないもんでしょうか?(^^;
で、当然のように"鼓動の秘密"がスタート。衣装も当時のもの+若干アレンジという感じで、この曲をこういう衣装で観れたのが凄く嬉しかったです。



このMVはリリース当時にも観た記憶があるのですが、当時の自分は所謂「達者なコドモのパフォーマー系(SPEEDとか)」が大の苦手でして、「面白い映像のMVだな」ぐらいにしか思えませんでした。勿論、今観ると「最高!」としか思えませんが(笑)。
ここ最近アイドルを色々聴きはじめて、単に「コドモ過ぎるからスルー」をしてると良質なグループを沢山見逃してしまう可能性があることに気がつきました。例えば昔の自分ならpeach sugar snowあたりには一生出会えなかった気がします(^^;

さて女子流に戻って、この1stアルバムには今でもライヴでやっている曲が沢山存在しています。当初から「大人になってからも歌える曲」(でしたっけ?)を前提に丁寧に作られてきた楽曲だけあって、むしろリリース時よりも年齢を重ね、経験を積み、楽曲の魅力を的確に表現出来る力を身につけた今、こうやって1stアルバム完全再現ライヴを行うことは凄く大きな意義があると感じます。ある意味アルバムとはまた違った一つの完成型を観せてくれているように思います。







で、途中で何度かMCタイムが入るのですが、演奏中はかっこよく決めているメンバー達がMCになると飾らずに好き勝手にしゃべってグダグダになるのが妙に楽しいです(笑)。ここでの主役は突拍子もない山邊未夢と結構キツイことを言う中江友梨かな。でも結果的に全体でうまくバランスが成り立っているのは流石というべきでしょう。



本編のラストは、やはりアルバム同様にデビューシングルでもある"キラリ☆"。これが改めて言うまでもないのですが本当に歌詞が染みる良曲。普通のアイドルはこういうある種地味なタイプの曲をデビュー曲にしません。きっと周囲のスタッフはこのグループを長期スパンで育てていきたいという希望と、それに耐えうる可能性を女子流のみんなに見い出していたんだろうな。今聴くと余計に泣ける曲です。



アンコールでは最新アルバムから"恋愛エチュード"を披露。あくまでもボーナストラック的な意味で良かったと思います。

という訳で、改めて1st「鼓動の秘密」の名盤っぷりをたっぷりと感じることが出来た最高に充実したライヴでした。夜の部で行われる「HARDBOILED NIGHT 第1夜「The Narrows 天使と罪の街」」に激しく後ろ髪を引かれつつも会場を後に。
(いや、この後に横浜でリリスクのイベントがあったので(^^;;)

上記のMVだけ観ると「ちょっとコドモすぎる…」と感じる人も多いと思いますが、今はみんなすっかり高校生のお姉さんになってますので、昔の自分のように「達者なコドモ、ダメ、ゼッタイ」な人もぜひ1度ライヴを観て欲しいと思います。

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